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 2009年10月01日 木曜日
四分の三が過ぎました
2009年、残すのは今月と来月に再来月三月となりました菊ちゃんには過酷な日々が多かったような気がします
今回の入院は過去の入院に比べ比較的に軽いと思います、私の休養を兼ねて焦らずゆっくりと入院を
お願いしようと思っています、介護する側の体力精神力が如何に消耗しているか今回痛感いたしました

私の近辺に80歳台と思われる母を介護している60歳後半の息子が居られますが
その方妻を看護し看取って母の看護をしています、子供たちは独立していますので一人でこなさなしています
高齢ゆえじこもおこります、若い人達にも過酷な社会です介護したくても介護を出来る社会状態ではありません
自分たちの生活で切り切り舞い親の介護など出来るような情勢ではありません
介護制度や医療制度を利用しようとしても費用が掛かります
費用の何割かで済むと言われてもその費用が負担苦になります年金暮らしの高齢者所帯には
反面善意ある制度を悪用する所帯が見受けられます、その様な連中が社会を形成し
弱い者たちを追い詰めていく高齢者だけではなく子育て最中の所帯にも
そいつらが数年、十数年して高齢となり介護が必要となった時
声を高らかに、声を荒げて叫ぶであろう、社会が悪い国が悪い政治が悪いと
悪いのは己らの心である

 2009年10月02日 金曜日
親子の繋がり
病室に高齢のお婆さんが入院しています、看護師やヘルパーさんには悪態などを示しますが
息子さんとは素直に話をします老いて記憶や認識が薄らぐ中で自分の生み育てた子供は
まだたまだ認識している様子です、毎日洗濯物交換で顔を出しているからかも知れません
もう一方のお婆さんは娘さんらしき者が来ても棚に向かって意味不明の事を言っている
娘さんらしき方は初めて見ました身内でも接触が少ないと記憶から消えてしまうのでしょうか
高齢の差し迫った入院を必要としていない認知症の人を受け入れてくれる施設は限られています
温情的に入院をさせてもらっているこの病院でも期限は限られています
介護をする家族の心労・体力疲労・生活崩壊すなわち次世代の社会が成り立って行きません
不必要な介護及び医療保険制度の乱用は慎み必要度の高い方々への配分を増やしてもらいたいものです
何が何でも制度を全て利用するのだでは
介護保険料を支払っておられる人たちに申し訳がないのではないでしょうか
何割かの負担金が支払えず介護制度を利用できない人たちがいる事をわかって欲しいと思います

 2009年10月03日 土曜日
朝7時台の6チャンネル・重度の医療デイケアー
要介護度の高い在宅介護者のデイケアーをいている医療施設の報道をしていました
いろいろと問題はありますが家族にとって有りがたい事だと感じました
介護する家族の人生を過ごすことが出来ますし休む事も出来ます
その点医療施設ですと緊急対応が直ぐに出来るという安心感があります
私事の望みですがナイトケアーが有れば有難いと思います

 2009年10月04日 日曜日
微熱が続く
朝は問題なし
血圧 114〜64 脈拍 86 体温 36度8分
昼行くと、青が赤く熱がある模様、タオルケットをバスタオルに変える
夕方氷枕を持って行く、熱が続いているので氷枕を入れる、紙袋をうちわ代わりにして風を送る
8mmビデオを音声だけにしてそのまま置いて帰宅
点滴と経管栄養が続いている

昼間御重二つと果物(梨、柿の皮を剥き食べやすいように切って)サザエのつぼ焼き、帆立焼き
を持って行く帰りに鰻の蒲焼を持ち帰る

 2009年10月05日 月曜日
診察待ち五時間
私の体調不良で某女子医大へ行く
十時ごろ病院で診療手続きを済ませ待機
何故だか内科から耳鼻科に回されそこでレントゲン撮影に回される
撮影まで二時間待たされる、異常なし
内科に戻り神経内科の受診、MRI の予約をして帰宅 15時になっていました
食事をして休み夕方病院へ
菊ちゃんの髪を整え手足を拭き沖縄ミュージックを聞かせて 18:30 帰宅
昨日兄よりもらって来た鰻の蒲焼で夕食

病院のオムツ代が二週間で 一万七千円を超えていました、先週支払いました
転入した時、近所の介護所帯の方が申請すれば全額戻ってくると話していましたが
あえて申請はしませんでした、一月に一万六千円位掛かっています
転入してから今まで百八十万円分位使用したでしょうか
物価高騰もありますので申請をさせていただきました
難病指定病人の在宅介護所帯は制度の利用必要かと思います

 2009年10月06日 火曜日
強い咽あり
夕方ひどい咽が発生、吸引しても痰は引けず酸素レベルは96何が原因かわからない、次第に治まる
冷や汗が出ました、帰宅して疲労感に飲み込まれる、このような時はお酒で熟睡に限ります
コップ酒三杯までは良い気持ちでしたが四杯目で強烈な睡魔がありコップに蓋をして後は完璧なる眠り

 2009年10月07日 水曜日
酸素は外して自然呼吸
朝病院に行くと菊ちゃんの鼻から酸素の管が無くなっていました、呼吸は正常

腰肩全身に激痛がある、これは長年在宅介護をしている方々に共通するみたいです
手が上がらないほどの激痛を伴ないます菊ちゃんがしている今は少し楽になりました
全身ボロボロ状態と言っても良いくらいで心も疲れきっているのかも知れません病んでいるのかも知れません
菊ちゃんが入院してから意識が無いのに行動をしてしまうというような事がたまにある
気持ちのリフレッシュが必要のようです

天候のせいか知れませんがここ数日深夜のバイク音が止んでいます、かん高い話し声も聞こえません
不審車両の出入りも見受けられずバイクは一台ベランダに止まっていて何人か住んでいるみたいで
時折知らない人間が出入りをしている薬物中毒と思しき人間も見られた事から用心を続けねばなりません

 2009年10月08日 木曜日
嚥下のレントゲン検査
朝病院に行くとレントゲン検査に行ったとの事、口からの食事のお話を伺いました
一昨日あたりから変な痰がらみをしている気になります早めに経管栄養を終えて欲しいと思います
沖縄の音楽をかけて置いて帰宅

夕方から隣の車椅子専用駐車場に黒塗り車とバイクが入る、夜になってバイクの出入りかん高い話し声
クラクションを鳴らして通って行く車があり、今夜はうるさくなるようです
寝床を玄関側に移動、零時前睡魔強く就寝

 2009年10月09日 金曜日
すがすがしき青い空
朝ベランダの冊子を開けると澄んだ空気が美味しく感じられました
黒塗り車は何時しかいなくなっています、隣のベランダには自転車三〜四台にバイク一台
明るいうちは寝ていて暗くなって活動するものと思われます
昨夜は防音対策をして寝ましたので熟睡出来ました

菊ちゃんの髪をちゃんとした洗髪をしてやれないのが辛いドライシャンプーを病院側が数日おきにしています
私も合い間にドライシャンプー手浴、足浴をしていますが
お風呂に入れてやるのとは別格だと思います、発汗も多く身体を拭いてやろうにも
点滴の針が足に入っていてままなりません

 2009年10月10日 土曜日
貧困
老々介護所帯の経済的貧窮は時により悲惨な結果をもたらします
持ち家ゆえに補助が受けられぬ場合、補助を拒否する場合
公営住居や集合住宅に住んで年金のみで生活、生活だけでしたら何とか生きていけます
しかし医療費負担金、介護用品費、介護保険負担金、等々支払いする余力は有りません
医療介護制度を利用する事が困難になります
それどころか介護用品さえ購入することが出来なくなります
訪問入浴の費用一万七千円、月に四回分負担額を年金から支払う事が出来ますでしょうか
無理して高齢親子所帯は年老いた親を年老いた子供がお風呂に入れています
事故が絶えません、救急車で搬送され親子とも入院になるケースがあります
老々夫婦の介護はそれ以上の苦労があります
近隣社会の冷たい仕打ちも加わります
自ら命を閉ざすだけの苦闘を今現時点でも何処かであじわっている人が居られます

20年近く病院に出入りしてきました、現在入院時の入浴はコイン式になりつつあります
そのコインが無いと言う言葉を聴く時が御座います
何処の病院、病棟、病室でも
婦長さんの思いやりでしょうか
看護師、介護師さんたちが汗を流しながら清拭(身体を拭いて)着替えをしています
病院としては浴室に連れて行ってコインを入れてやった方が
経費削減で人件費を抑えられます
現在弱い立場の患者が生きて行けるのは
全世界共通の
ナースの魂
が支えているものだと思います

 2009年10月11日 日曜日
昨夜から不審車両や若い連中が隣へ出入りをしている、車椅子専用駐車場には
黒塗り車が止まっている、バイクが団地周囲を警戒しているような走りを続けている
隣の棟の駐輪場にバイクを置いて入って来る者もいる、異様を感じる

全体清掃、終えた後病院へ大量発汗があった様で着替えをしていました
顔、手、足を拭き化粧水に乳液♪シワシワ飛んでいけ♪歌いながら目じり伸ばし

帰宅してすぐに我が棟横の植え込みが歩道に伸びだしているのでそれを刈り込み

昼過ぎに病院へ行くと失禁したようで発汗もあり上下着替えをしてもらっていました
長袖が無いと言う事で病院のパジャマを貸してもらっていました
洗濯済みのパジャマ二組持って行ったのですが遅かったようです
ガーゼを浸し口内拭き、葡萄をガーゼの中で潰して口の中を拭くと舌をペロペロ
表情が変わります、笑みを浮かべました

夕方早めに病院へ沖縄の古典歌を聞かせながら
音楽に合わせ間接のリハビリ
看護師さんの話によると玉子のペーストを食べさせたようです
ケチャップをつけたら嫌な顔をしたとの事事でした
超グルメな菊ちゃんは元気で御座います
耳元で♪羊か一匹→蛙が一匹→鯨が一匹→トンボか一匹→
豚が一匹→・・・・・・
帰宅

 2009年10月12日 月曜日
ものごとに 秋ぞかなしき もみじつつ うつろひゆくを かぎりとおもへば (古今和歌集より) 
今年の秋景色を浴びて病院に向かいました
自然は去年の秋と同じくやって来ました
樹木がビルなどに代わったりはしていますが
種を落とし根を張り新しい来春芽を出してきます
枯れた葉を栄養として
草木にも感情があるのでしょうか
一年を一生と定められし命あるもの
短きものなのでしょうか
定めなき命の時を過ごすものの中で
生まれ出でて閉じるもの、時の半ばで閉じるもの、百の年月を超えて生きるもの
宿命と言うものなのでしょうか
象形文字の 人 何処まで支え合って行けるものなのでしょうか
年老いて支えきれなくなった ひと の文字を作らねばならぬ時代と思います

 2009年10月13日 火曜日
病室での音楽会
夕方8mmビデオカメラで NHK 歌謡番組録画を再生しました
認知症と思われるお婆さんが歌いだしました、♪野崎参りが〜
歌詞を全て歌いきりました、後の歌も途切れる事無く歌いました他の患者からも拍手、勿論私も拍手でした
むずかったり喚いたりすお婆さんも大人しく夕食を介助されていました

 2009年10月14日 水曜日
のんび〜り
病院に行っては帰り 横になるを繰り返す

 2009年10月15日 木曜日
障害者用駐車場
スーパーの車椅子用駐車場が消されていたのですが復活
足立区障害福祉課の担当者が指導してくれたものと思います
しかしこのスペースに止めるのは
ほとんどが健常者のようです
すぐ側のスペースが空いているのに
ワザワザこのスペースに止めます
条例でこのような物を作っても
人の心が伴なわなければ
ただの落書き絵文字にしかすぎません

 2009年10月16日 金曜日